中学受験を控えたお子さんを持つ親御さんたちは、何とか子供を合格させなければということで、頭を抱えていらっしゃるかもしれません。または、成績が、現段階で振るわなくても、夏、または、秋から努力すれば、合格するだろうと、思っている方もいるかもしれません。しかし、いくら努力しても、合格することができない子がいるというのも、事実です。中学受験に合格する子と、不合格になってしまう子では、どのような違いがあるのでしょうか?

中学受験に合格するために、大切なことは、実は、「子どもの頑張り」ではありません。もちろん、本人の努力も必要です。それがなければ合格はできません。しかし、大切なのは「子どもがどう頑張るのか」ということなのです。中学受験は、頑張り方を間違わなければ、偏差値が60以下のお子さんでも、たった3か月で、十分間に合うという人もいるほどです。今現在、ご自も一緒になって、お子さんの中学受験を頑張ってきたという方も、いらっしゃると思います。

しかし、逆に、使命感や期待から、お子さんをがんじがらめにしてしまってはいないでしょうか。お子さんにつらい思いをさせないためにも、また、確実に合格できるようにするためにも、頑張り方を変えてみてはいかがでしょうか。まず、模擬試験は、やりっぱなしにしないで、必ずしっかり復習するようにしましょう。模擬試験で間違えたところは、お子さんのウィークポイントです。ここを確実にできるようにしないと、本番で、こういう問題が出てきた時に、必ずまた間違えます。そうならないために、ていねいに復習するようにしましょう。

次に、塾は、秋以降は、活かす場所にしましょう。塾は、志望校対策や模擬試験をするには大事ですが、総合的に習う場所です。自分の苦手分野だけを教えてはくれません。苦手な分野は、家でしっかり勉強するようにしましょう。最後に、中学受験は、個人戦ではなく、チーム戦であることを理解しましょう。子ども一人で頑張ってしまっては、必ずどこかで、バランスが崩れます。オリンピック選手も、個人で頑張っているのではなく、トレーナーが付いています。お子さんに合った勉強の仕方を見つけ、頑張れというだけではなく、自分の役割をしっかり理解して、お子さんをサポートしてあげましょう。

全国に、私立中学校は、700校ほどもあります。そのうち、4割が東京、埼玉、神奈川、千葉などの首都圏にあるそうです。東京で私立中学を受験する場合、大変厳しいものになるということは、皆さんも、予想がつくのではないでしょうか。私立中学を受験する割合が、東京では、全体の28%にもなるそうです。28%ということは、4人に1人が中学受験に挑戦していることになります。

こんなにも私立中学が人気になってきたのは、ゆとり教育が始まった頃からでしょうか。公立中学の学力が、ゆとり教育により低下し始めていることから、私立に入れて勉強させようと考えるご両親が急増したようです。私立中学の受験が盛んになってきたのは、2000年頃だそうです。他にも、公立学校が荒れているからという理由や、公立の中高一貫校に刺激されたのではという意見もあります。

ちなみに、私立中学校の学費は、平均すると、年間で89万円だそうです。中高一貫教育の学校でしたら、大体1200万円ほどのお金は必要になるでしょう。中学受験をするということは、さらに、合格するために、塾に通わせたり、家庭教師をつけたりする人も多いと思います。その分の費用もかかるので、金銭的にも大変なことであると言えます。

また試験についても、国語、算数、理科、社会などの学科の他に、音楽、体育、美術などの実技試験を行う学校もあります。面接についても、親子で面談する学校や、子どもと親を別々に面接する学校もあります。また、子どもだけで個人面談をしたり、グループ面談をしたりと、学校によって、試験の方法は様々です。子供が準備するだけでなく、両親も練習もしなければならないので、私立中学受験は、時間的にも精神的にも厳しいものになることでしょう。

大学合格の実績が高いというのが、中学受験の大きなメリットだと思います。例えば、東京大学の合格者で比較した場合も、私立の学校から入学した生徒が半数を占めています。公立校の方が、学校の数は、はるかに多いはずです。また、生徒数も、公立と私立の学校では、大きく差が開くはずです。それでは、なぜ、これほど、有名大学に入る人に、私立学校出身者が多いのでしょうか。

それだけ、私立学校というのは、大学受験への対策が、行き届いているとも考えられます。私立の学校では、大学受験に関する情報も豊富にそろえています。また、先輩が志望校に入学していることがあるので、直接話を聞くこともできます。また、周囲にいる人が、みな有名難関大学に入学できるように頑張っているので、誰にも遠慮することなく、入りたい大学を目指すことができます。

そして、大学受験においても、中学受験を経験したことで身につけた、学習能力は役立っているでしょう。中学受験の時に覚えたことが、直接、役に立つというわけではありません。しかし、小学生の時に、細かい事項を覚えて、頭を使ったということが、柔軟な頭を作りあげ、大学受験の際にも、非常に役立つというメリットは十分に考えられるのです。

また、中学受験の時に身につけた勉強の習慣は、いつまでも役に立ちます。勉強する習慣がついていると、大学受験の時に勉強する大変さも、多少は軽減されるでしょう。だから、難関大学に合格するの人も多いのでしょう。中学受験は、有名大学に入学するための第一関門といっても過言ではないかもしれません。中学受験を頑張れれば、大学受験も頑張れることは、間違いありません。ぜひ、中学受験をして、勉強する能力を身に着け、そのメリットとなる能力を使って、目指す大学にも合格できるようにしましょう。

中高一貫教育の私立中学へ通わせるということは、良い面もあれば悪い面もあります。もちろん、公立の中学へ通わせることにも、良い面と悪い面があります。こいったことは、当たり前と感じる方も多いかもしれませんが、私立中学受験を真剣に考えている親御さんは、これらのことを、しっかりと把握しておいた方がいいでしょう。

私立中学の良い面は、まず、高校へ無試験で入学できる、エスカレーター式であるということがあげられます。また、大学がある場合は、その大学にも入学しやすくなるでしょう。また、小学生のうちから勉強を始めることで、中学に入ってからも、勉強についていけなくなるということは少ないでしょう。また、通学時間も長くなることが多いと思いますので、その時間を、勉強や読書に、有効に活用するということもできます。また早起きの習慣が身に付くのも、良いことです。

悪い面は、エスカレーター式なので、学年が上がっていくにつれて、努力を怠りがちになることです。入学してしまえば後は楽という考えを捨てることは、中学受験で苦労をした分、意外と難しいのではないでしょうか。

また、早い時期から勉強することは、親のいいつけでやらされているということにもなると思います。受動的に勉強するということは、子どもにとって、大きなストレスになるケースもあります。また、通学時間が長いということで、お子さんが、趣味にあてる時間が少なくなってしまう可能性があります。帰ってくると疲れてしまって、家で勉強することが大変ということもあるかもしれません。

このように、メリット・デメリットは、表裏一体という考え方もできます。中学受験をする時は、その学校の方針や、お子さんの性格などの考慮して、よく検討した上で、私立の中学を受験するか、公立の中学へ行くのかを、お子さんと一緒に決めるといいでしょう。

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